概要
網棚は座席と天井の間にあり、荷物を置くために意図されて配置されている。材質は、枠と網の部分が金属、またはプラスチックでできたものが多いが、古い車両では網の部分が糸を編んだものだったり、枠が木製のものもある。
前述した金網式のほかにステンレスなどのパイプを用いた「パイプ式」の採用も多くある。また、珍しい例として東京地下鉄10000系電車では支持枠に強化ガラスをはめ込んだガラス製が、JR東日本E531系電車・E233系電車ではアルミ製の板式のものが用いられている。
ラッシュ時など車内が混雑しているときはつり革のほかに網棚の枠につかまることもできる。
かつて地下鉄車両では「乗車距離が短い」などの理由から当初から網棚を省略した車両が多かったが、相互直通運転が増え乗車距離が伸びたこと、更に直通相手事業者の車両との兼ね合いから直通運転をしていない路線用の車両を含め設置されるようになった。一方で2007年現在も札幌市営地下鉄の車両にはも網棚が設置されていないが、これには同様の理由を含んでいる(詳しくは札幌市営地下鉄の項目参照)。
混雑した車内で荷物を座席や床に置くことは他の乗客に迷惑であるとして、荷物を網棚や膝の上に置くよう求められることがある。